今日はビジネス実務法務検定1級の合格発表。
東京商工会議所のサイトでは12日10時になっていたけど、実際にはExcertのマイページからresultを見ると、9時にはもう結果が表示されるようになっていた。
点数的にっはやっぱりギリギリ。
トータル145点。7割で合格なので、わずか5点オーバーしているだけ。
共通1:32/50 (64%) 請負契約の契約不適合責任と製造物責任
共通2:39/50 (78%) 競合事業者間のM&A
選択2:37/50 (74%) 個人情報
選択4:37/50 (74%) 給与過払処理と国際売買契約
う~ん・・・論述内容としては結構ショボかった気がするんだけどそれでも7割行くんだな。
共通1の請負人の責任とか、学生時代旧民法やってたせいで現行法が十分身に付いてなくてかなり付け焼刃で六法から条文拾った感じだったな。
共通2のM&Aは、買収手法なんかはそれこそ業務そのものだから問題なく書けたんだけど、公正取引委員会への届出なんかの話になると、売上基準やらシェア基準なんて覚えてもいないし、現実的には市場定義が難しいから結局公正取引委員会の事前相談に行くしかないんだよね。海外競争当局への届出審査もあるから結局弁護士ネットワーク使って個別判断は任せるのが企業法務なんだよな。
そんなわけで、「分かんねぇよ、公取窓口で相談だろ。条文的にはこんな感じだけどな!(条文引用はかなり浅い)」・・ってやったんだけど、案外点が取れてるんだよな。
選択2の個人情報のところも、まぁ実務そのものだから何とかなった感はあるけど、cookie規制出してくるとは思わなかったよ。これはビビった。まぁタイミングとしては良かったんだろうな。施行時期が過ぎて、各社法務が対応を終えてほっとしたタイミングだったからね。
選択4は設問構成に無理がありすぎるよな。
労働法上の給与支払い原則なんかの話してるかと思ったら急に国際取引の準拠法とか不可抗力とか言い出しちゃった。あまりに脈絡がなさすぎて、これ本当に同じ設問か?と回答してて不安になってきたくらいだよ。
・・とまぁ合格してたから良いものの、これ落ちてたら二度と受ける気になれないと思うな。
後は合格証を待つだけと思いきや、東商の検定は紙の合格証を発行しなくなっているみたい。デジタル合格証のみ。
合格証コレクションファイルに追加する紙がない。仕方ないからデジタル合格証をプリントアウトして入れておこう。なんか悪趣味な気もするけど。
別途料金で合格証明書を発行してもらえるみたいなんだけど、そこまでしても所詮紙一枚だから、やめておこうと思う。
合格率を見てみると、1級は467人受験で合格者49人、10.5%だったそうな。
去年の8.9%からは多少上がったけど、もともと母数が少ないから、大きく難易度が変わったということではなさそう。
この試験は企業で実際に法務実務をやっているかどうか、さらにその中でも管理的な立場にいるかがかなり大きく結果に影響するんだと思う。
この合格率の低さは、実力の差というよりは立場、経験の差というべきじゃないかな。
今回は運がよかったよ。
2024年はまだ3月だっていうのに幸先が良い。
高圧ガス 乙種機械、CISTEC STC Advanced、銀行業務検定サステナブル経営サポートに加えて4個め。高圧ガスは前年末だけど、それでも3個。
公害防止管理者が苦しいだけに年の初めにいくつか確保できたのは安心だ。
別に毎年何か取らなきゃいけないわけじゃないけれど。